粘度計は、いわゆるとろみを計測することが出来る機器です。
とろみというと水溶き片栗粉などの餡を連想しますが、食品メーカーだけではなく化粧品メーカーなども商品の品質を均一に保つために導入しているところが多いです。
しかしまだ小型化や低価格化が進んでいない商品であるために一般的な家庭に置くには大き過ぎてかさばってしまったり、値段が高すぎてしまったりするので実際には、ほしいのに買えないというのが現状となっています。

普段食べている物を測ってみたい

私たちが普段食べている物には色々な粘度の食材があるので実際に測ってみたいものです。
例えばピザの上で美味しそうに、とろけているチーズがどのぐらい粘度があるのか是非測ってみたいですし、いつも分量を間違えてしまう水溶き片栗粉の具体的な粘度の数値が分かれば失敗しにくくなるに違いありません。
大手のチェーン店のレストランが、常に同じ美味しさの料理を提供できる秘訣は粘度計にあるだと思うと、ますます欲しくなってしまいます。

蜂蜜は高級な専門店で売られているものと、100円ショップで売られているものとでは粘度が全然違います。
高級な蜂蜜は非常にドロッとしていて粘度が非常に高いのですが、100円ショップで売られている蜂蜜は粘度が低いです。

これは100円ショップで売られている蜂蜜にはシロップが混ぜられているからというのが理由になります。
何処で買ってきたか分からない蜂蜜も粘度を測ることが出来ればシロップが混ぜられているかどうかが、ある程度予測することが可能です。

最も粘度が高いのは水飴かな

粘度計とは、とろみのある物体の粘度を正確に測ることが出来ます。
物体の粘度は、ある程度は手触りや見た目だけでも分かりますが、どれぐらいの粘度があるのかを、他の物体と比較したり正確な数値を割り出したりするためには、やはり粘度計で測る必要はあるのです。
そして粘度計は、粘度計に取り付けられた部品の中を測定したい物体が通過するのに必要な時間を計測するという原理になっているものもあります。

しかし、近頃主流となっているのは部品が回転するときにかかる物理的な抵抗を計測するという原理の物が主流となっています。
回転する部品に対する抵抗を計測するのであれば、ゆるい水溶き片栗粉や食用油などはあまり抵抗がかからないでしょうから粘度が低いということが推測可能です。

その一方で水飴の中では回転する部品に強い抵抗がかかることが推測出来ます。
そういったことを考慮すると食材の中で最も粘度が高いのは水飴ではないかということが予想出来るのです。